2型糖尿病と慢性腎臓病の患者における、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)併用または非併用でのセマグルチドの効果:FLOW試験の事前規定された副次解析

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

目的

2型糖尿病(T2D)と慢性腎臓病(CKD)を併発する患者において、セマグルチドが主要な腎臓・心血管アウトカムおよび全死因死亡率に与える影響を、ベースラインでのミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)の使用の有無別に評価する。

主要な発見

主要な腎臓アウトカム
  • セマグルチドは、MRA使用者で49%のリスク減少(ハザード比 [HR] 0.51)、非MRA使用者で21%のリスク減少(HR 0.79)を示した。
  • 統計的に有意な群間差(P-interaction)はなかった(P = 0.12)。
心血管イベント(MACE)と全死因死亡率

セマグルチドは、MRAの使用の有無にかかわらず、MACEと全死因死亡率において同様のベネフィットを示し、群間差はなかった(P-interaction > 0.7)。

アルブミン尿とeGFR

セマグルチドは、MRAの使用の有無にかかわらず、アルブミン尿の減少と推算糸球体濾過量(eGFR)の低下抑制において同様の効果を示した。

安全性

セマグルチドの安全性プロファイルは、MRAの使用の有無にかかわらず同等だった。

結論

2型糖尿病と慢性腎臓病の患者において、セマグルチドは、ベースラインでのMRA使用の有無にかかわらず、主要な腎臓アウトカム、心血管イベント、および全死因死亡率に対して一貫したベネフィットをもたらした。