目的
女性の腹圧性尿失禁(SUI)治療における膣レーザーの効果を評価すること。また、関連する経済的評価を要約すること。
方法
データソース
Cochrane Incontinence Specialised Register、MEDLINE、Embaseなどを含む複数のデータベースを2024年4月29日まで検索した。
研究の選択
膣レーザー療法を、偽(シャム)治療、対照治療、または外用薬治療と比較した、女性のSUIを対象とするランダム化比較試験(RCT)を含めた。
分析
227件の論文をスクリーニングし、9件の研究(689人の女性)を対象とした。
主要な発見
短期的な効果(1年未満)
- 膣レーザー治療を受けた女性と、シャム治療または対照治療を受けた女性との間で、尿失禁が改善した女性の数に差がないかもしれないが、エビデンスの確実性は非常に低い。
- 患者報告による尿失禁の尺度は、膣レーザー治療で改善するかもしれないが、その改善は患者が臨床的に重要(顕著)だと感じるほどの違いではない可能性がある。
* 中期的な効果(1〜5年)
シャム治療と比較して、膣レーザー治療を受けた女性の方が尿失禁が改善した女性が多いかもしれないが、エビデンスの確実性は非常に低い。
安全性 膣レーザー、シャム、対照治療のいずれのグループでも、重篤な有害事象は報告されなかった。
結論
- 膣レーザーは、短期的に見ると、SUIに対してほとんど効果がないかもしれない。しかし、このエビデンスは非常に不確実である。
- 中期的なデータは非常に不確実であるものの、膣レーザー治療を受けた女性の方が尿失禁が改善するかもしれない。
- 今後の研究では、より長期的かつ、尿失禁のタイプや症状の重症度別に層別化されたデータが必要とされている。
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