目的
ST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者において、初診時に未分画ヘパリン(UFH)を投与することと、一次経皮的冠動脈インターベンション(PPCI)直前に投与することの有効性を比較する。
方法
対象
STEMIを発症後12時間以内にPPCIを受ける患者999人。
介入
患者は、初診時にUFHを静脈内投与する群(n=505)と、カテーテル検査室(Cath Lab)でカテーテルシースを介して投与する群(n=494)に無作為に割り付けられた。
主要評価項目
PPCI前の診断的血管造影における、梗塞関連動脈(IRA)のTIMI血流グレード3の達成率。
主要な発見
TIMI血流グレード3の達成率
初診時投与群は、カテーテル検査室投与群と比較して、IRAのTIMI血流グレード3の頻度が有意に高かった(23.6% vs 17.6%)。
副次評価項目
12か月時点の主要有害心臓・脳血管イベント(MACCE)や、完全な心外膜・心筋再灌流、大出血を含む副次評価項目に有意な差はなかった。
結論STEMI患者に、初診時に負荷用量のUFHを前投与することは、大出血のリスクを増加させることなく、IRAの自然再灌流を改善することと関連していた。
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