目的
医療現場で、医療通訳(プロフェッショナル・インタープリティング)の利用を増やすための、特定の行動変容戦略に関するエビデンスを体系的にレビューする。
方法
データソース
CINAHL、Embase、PubMed、Ovid MEDLINE、Web of Scienceデータベースを2023年7月28日および2024年9月2日に検索した。
研究の選択
医療現場での医療通訳に関するアウトカムを含む英語の査読付き記事、介入研究および観察研究を対象とした。
分析
17,952件の記録から40件の適格な研究を特定し、その実施戦略やアウトカムをCOM-Bモデル(Capability, Opportunity, Motivation-Behavior)にマッピングしてデータを統合した。
主要な発見
実施された戦略
ほとんどの研究で、医療通訳の利用を増やすための何らかの戦略が用いられていた。
- 頻繁に見られた介入は以下の通り。
効果
ほとんどの研究(95%)が、医療通訳利用に関する少なくとも1つの指標で増加を報告した。
課題
実施戦略とアウトカムの評価方法に大きなばらつきがあったため、メタアナリシスを行うことはできなかった。
結論
- 医療従事者が英語以外の言語を話す患者とコミュニケーションをとる際に、医療通訳利用を増やすための多様な行動変容戦略が確認された。
- しかし、アウトカム評価の異質性が高いため、特定の戦略の具体的な効果を把握するには、さらなる研究が必要である。
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