2025-01-13 成人における有酸素運動と体重減少:システマティックレビューと用量反応メタアナリシス 論文 研究の背景 目的: 有酸素運動と体脂肪指標の用量-反応関係を解明 研究デザイン: 116件のランダム化臨床試験のメタ解析 研究対象 総参加者数: 6,880人 女性の割合: 61% 平均年齢: 46歳 対象: 過体重または肥満の成人 主要な研究結果 週30分の有酸素運動による効果 体重減少: 0.52 kg低下 ウエスト周囲径: 0.56 cm縮小 体脂肪率: 0.37%減少 内臓脂肪面積: 1.60 cm²減少 皮下脂肪面積: 1.37 cm²減少 重要な知見 最適な運動時間: 週150分以上の中〜高強度の有酸素運動 運動時間の増加に伴い、体重、ウエスト周囲径、体脂肪が線形または単調に減少 週300分までは効果が継続的 付加的な効果 生活の質の小幅な改善 身体的側面: 1.69 SD増加 精神的側面: 0.74 SD増加 軽度から中程度の有害事象(主に筋骨格系症状) 結論 週30分の有酸素運動でも一定の効果はあるが、臨床的に意義のある減量には週150分以上の運動が推奨される。