https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36464520/
研究の背景:
- 遠隔医療は患者の利便性を最適化しながら質の高いケアを提供するのに有用
- COVID-19の時代に不可欠なツールとなった
- 小児専門領域では、急性および慢性疾患の患者に対して遠隔医療の導入が急増
研究方法:
- 単一施設における2019年10月から2021年10月の間の小児不整脈科NPによる全ての遠隔医療を後ろ向きに調査
- 対象患者の適格性は、診断、検査の必要性、症状、電子カルテ情報に基づいて判断
結果:
- 276人の患者(平均年齢15.2±8.9歳)に対して287件の遠隔診療が行われた
- 45%はNPが独立して実施、残りはNPと不整脈専門医との共同診療
- 99件(34%)が新患、188件(66%)が再診
- ほとんどの診療(91%)では、少なくとも1つの不整脈検査が使用された
- 遠隔診療による平均対面時間は24.6分、平均移動距離は97.8km
考察:
- 遠隔医療の利点: 感染リスクの排除、スペースの制約の緩和、移動時間の短縮など
- 不整脈科は病歴と検査に主に依存するため、遠隔医療に特に適している
- NPは患者教育、効果的な評価とフォローアップ、高品質でコストパフォーマンスの高いケアを提供する能力があるため、遠隔医療に適している
- 遠隔医療の障壁: 適切な技術へのアクセスの欠如、身体評価の欠如などの限界
- 解決策: プライマリケアオフィスや公共図書館を活用するなど
結論:
- 小児専門領域での遠隔医療におけるNPの役割は、パンデミック後も継続的に発展させるべき
- NPのスキルはこのモデルのケアに特に適しており、優れたケアを提供しながら多くの効率性を提供できる
米国と日本のNPは別物。
また、遠隔診療もあまり聞かない。
そのため、どこまで日本で活きるかは不明。