シスジェンダー女性におけるHIV予防のための半年に1回のレナカパビルまたは毎日のF/TAF​​​​​​​​​​​​​​​​

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39046157/

まとめ:

研究目的:
シスジェンダー女性のHIV予防における長時間作用型レナカパビルと日々のF/TAFの有効性を評価

方法:
- 南アフリカウガンダの若年女性を対象
- 3群(レナカパビル、F/TAF、F/TDF)に無作為割り付け
- HIV感染率を背景発生率と比較

主な結果:
1. レナカパビル群: 感染者0(0/100人年)
2. F/TAF群: 39名感染(2.02/100人年)
3. F/TDF群: 16名感染(1.69/100人年)
4. 背景HIV発生率: 2.41/100人年

- レナカパビルは背景発生率およびF/TDFと比べ有意に低い感染率
- F/TAFは背景発生率と有意差なし
- F/TAFとF/TDFの間に有意差なし
- F/TAFとF/TDFの服薬アドヒアランスは低い

安全性:
- 重大な安全性の問題なし
- レナカパビル群で注射部位反応が多い(68.8%)

結論:
半年に1回投与のレナカパビルで感染者なし。背景発生率およびF/TDFと比較し有意に低い感染率を示す


研究の意義:
長時間作用型注射剤による新たなHIV予防法の有効性を実証。服薬アドヒアランスの課題に対する潜在的解決策を提示

主要な知見:
レナカパビルの優れたHIV予防効果を示す。一方、経口薬の低いアドヒアランスが課題として浮き彫りに