脊髄損傷後の神経因性下部尿路機能障害に対する非侵襲的または低侵襲的神経変調技術の効果:ネットワークメタアナリシス

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

研究の背景と目的

  • 脊髄損傷後の神経因性下部尿路機能障害(NLUTD)患者に対し、非侵襲的または低侵襲的な神経変調療法が、尿力学的転帰、排尿日誌、およびQOLを改善するかどうかを評価する。

データソースと研究の選択

  • 2023年8月30日までの10のデータベースから包括的に検索。
  • 従来の治療法(CT)と、CTに加えてさまざまな刺激療法(経頭蓋磁気刺激(TMS)、仙骨神経磁気刺激(SNMS)、経皮的脛骨神経刺激(TTNS)など)を評価したランダム化比較試験(RCT)を対象とした。
  • 52件のRCT、2884人の参加者が含まれた。

主要な発見

  • 磁気刺激療法と従来の治療法の組み合わせは、電気刺激療法との組み合わせよりも多くの利点をもたらした。
  • CT+TMS: 排尿後残尿量(PVR)を有意に減少させ、平均排尿量(MUV)を増加させた。
  • CT+SNMS: 24時間あたりの排尿回数(V24)の改善と、24時間あたりの漏れ回数(L24)の減少に優れていた。
  • CT+TMS+SNMS: びりびり感(SCI-QoLスコア)の減少を最大化し、PVRの減少と最大膀胱容量(MCC)の改善において2番目に優れていた。
  • CT+SPEMFT: MCCの改善と最大尿流量(Qmax)の増加に有意な利点があった。
  • CT+TTNS: 最大排尿筋圧(MDP)の改善において高い評価を得た。

結論

  • 脊髄損傷後のNLUTDの管理において、磁気刺激療法と従来の治療法の組み合わせは、電気刺激療法よりも効果的であった。
  • 特にTMS+SNMSは、有望な非侵襲的神経変調技術であるように思われる。
  • 今後、これらの知見を検証するためには、質の高いRCTが実施されるべきである。